人間ドックも、もちろん健康診断ですが、会社などで受ける生活習慣病の検査が中心の「普通」の健康診断ではありません。人間ドックの場合の検査項目は最大で100項目ほどあり、普通の健康診断の6倍から10倍です。なかには、がんドック、脳ドック、心臓ドックなどの検査もありますから、脳梗塞の兆候やがん細胞の有無などの発見につながり、命を救われたというケースも出てきます。子宮や卵巣など女性特有の病気の検査もあります。
検査内容を大別すると血液、尿、心電図などの数値検査と、レントゲン、エコー、MRIといった画像を診断するものに分けることができます。ですから全部受けようとすれば1泊2日もかかってしまう事になります。しかもこれだけの検査をするわけですから、費用も15万円以上かかることがあります。しかし、最近では年代別に発病傾向を調査し、検査項目を絞った日帰りドックが主流になってきました。
これですと医療機関にもよりますが5万円程度以下に抑えられます。さらには胃部レントゲン検査と腹部超音波検査に特化した半日ドックもあります。なお、補助金を出す会社(健康保険組合)や自治体もありますので、よく事前調査をして40歳になったらできれば毎年、少なくとも2~3年に一度は人間ドックを受けるようにしてください。ちなみにドックとは船が航行中に事故が起こらぬよう修理、点検をする施設、英語のdockのことを指します。
私たち人間も、永く健康な人生を送るためには「点検」が必要なのです。渋谷の内科のことならこちら